「 香港 」 一覧
2023/03/01
マスク着用令は今季末に解除へ
香港は徐々に正常化が進んでいるもののマスク着用令は2月23日に14日間の延長が発表され、3月8日まで維持することとなった。2月25日付香港各紙によると、陳茂波・財政長官は24日に出演したラジオ番組で「マスク着用令はいつ解除されるのか」というリスナーの質問に答えた。陳長官は「特区政府医務衛生局が緊密に状況を精査しており、おそらく今季末近くに緩和される」と答えた。呼吸系統科医師の黄敬恩氏は「イースター連休後、毎日の気温が20度以上を持続すれば、マスク着用令を撤廃するのに比較的良好な時期」との見方を示した。 参考文献:香港ポスト
2023/02/27
PCR検査が3月1日から有料化
新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行が新段階に入ったことから、特区政府は2月17日、PCR検査措置の変更を発表した。18日付香港各紙によると、政府は3月1日から公立病院、老人ホーム、障害者施設の訪問客に対するPCR検査の要求を快速抗原検査に替えると発表。併せて同日からコミュニティーPCR検査ネットワークで提供している無料のPCR検査サービスを停止する。PCR検査の運営規模は縮小するが、自費のPCR検査は従来通り運営する。3月1日から公立病院、老人ホーム、障害者施設の訪問客は24時間以内に快速抗原検査を行い、陰性結果が得られば訪問が可能となる。公立病院の臨床職員、老人ホームの職員と居住者は引き続き毎日1回の快速抗原検査が必要となる。 参考文献:香港ポスト
2023/02/24
香港の人口、7万人減の733万人
統計処の発表で香港の人口は2019年から3年連続で減少したことが分かった。2月17日付香港各紙によると、22年末の人口は733万3000人で、前年同期に比べ6万8000人減少。減少幅は0.9%となる。期間内の出生人数は3万2500人で、統計処の記録がある1961年以降で最も少なかった。期間内に移住した住民は6万人で、21年の8万9000人に比べ減少した。うち上半期に5万5400人、下半期に1万4000人が移住した。同期には2万1200人が中国本土から単程証(片道ビザ)で移住して来た。 参考文献:香港ポスト
2023/02/22
有線電視が有料テレビの放送終了
メディア市場の構造が急速に変化する中、開局から30年となる有線電視(ケーブルテレビ)の親会社である有線寛頻は2月14日、有料テレビの放送を終了すると発表した。15日付香港各紙によると、有線寛頻は14年連続で赤字で、累計赤字は37億3000万ドルに達した。このため有料テレビライセンスを前倒しで返納し、6月1日に有料テレビ信号の放送を正式に停止する。併せて人員削減は行わず、無料テレビ業務の発展に集中すると表明した。有料テレビライセンスの返納後、有線寛頻は無料テレビ業務以外にもブロードバンドなどの通信サービスの経営を続ける。ウェブサイトでは多くの求人広告を掲載し、ネットと無料テレビの業務を発展させる。有線寛頻はもともと2029年5月までの有料テレビライセンスを擁しており、6年前倒しで返納することとなる。1993年6月に有料テレビライセンスを取得し、99年に上場。ユーザーは2011年末の110万戸余りをピークに昨年6月末には68万3000戸まで減少していた。 参考文献:香港ポスト
2023/02/20
車ナンバー「R」が過去2番の高値
運輸署による車のナンバープレートの競売会が2月11~12日、香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで開催された。同日付香港各紙によれば、今回売り出されたナンバーは49個。買い手がつかなかったナンバーはあるものの、2日間の落札総額は約3000万ドルに上った。競売では毎回、語呂合わせが良いナンバーやげんを担いだナンバーが人気となる。今回売り出されたナンバーのうち最も高値が付いたのが「R」だ。底値の5000ドルから始まり、わずか1分後には100万ドルを超え、1000万ドルが近付いた時には競り合いは2人の人物のガチンコ対決となり、最終的に2550万ドルで落札された。この落札価格は過去2番目に高い。ちなみに過去最高額は2021年の「W」で、2600万ドルの値がつき注目が集まった。 参考文献:香港ポスト
2023/02/17
香港市民が続々本土で携帯再手続き
中国本土に赴くには本土の携帯SIMカードが不可欠だが、過去3年の間にSIMカードが無効となった香港市民も多く、出入境再開とともにSIMカード再手続きに市民が殺到している。2月13日付香港各紙によると、10日の羅湖出入境管理所付近では、少なくとも20人の香港市民が中国連通の営業所内外でSIMカードの再手続きを行っていた。中国連通の職員は「新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行の3年の間に多くの香港市民は本土の携帯番号が無効となり、出入境の全面再開初日には1089人が再手続きを行った。現在も基本的に毎日700~800人の香港市民がSIMカードの手続きに来ている」と話した。羅湖出入境管理所一帯には本土の3大通信キャリアが人員を派遣して香港市民の問い合わせに応じている。中国連通の職員によると、香港市民が本土の携帯SIMを入手するには回郷証の情報を提供するだけで済み、5~10分で手続きが可能だ。 参考文献:香港ポスト
2023/02/15
香港市民が続々本土で銀行口座再開
香港と中国本土の全面的な出入境が2月6日に実現し、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)禍の3年間、両地を往来して手続きすることができなかった事務がようやく可能となった。10日付香港各紙によると、多くの香港市民が最も急いで処理しなければならないのは凍結された本土の銀行口座の再開。金融業に従事していた陳さんもその1人で、昨年初めにネットショッピングをする際に本土の銀行口座が凍結されていることに気づいた。事前に通知は受けておらず、2021年半ばに回郷証が更新時期となっていたことを思い出し、銀行口座は情報更新ができなかったことから凍結されたとみられる。陳さんは香港工会連合会(工連会)大湾区服務社に支援を求めたところ、本土の支店に直接赴いて手続きするよう薦められたという。先ごろ深センの銀行支店に赴いた際、午前11時にすでに銀行前に30人余りが行列をつくり、その後も続々と列に並ぶ人がやってきた。その多くは口座凍結された香港市民だった。 参考文献:香港ポスト
2023/02/13
大湾区人材に香港マカオビザを発給
中国本土当局は2月20日から粤港澳大湾区の本土側都市の人材が香港・マカオに赴くビザを発給すると発表した。9日の香港メディアによると、国家移民管理局は粤港澳大湾区の本土側都市で香港・マカオ人材往来ビザ政策の試行を20日から開始すると発表。粤港澳大湾区の人材が科学技術研究・学術交流活動に従事する便宜を図る。規定によると取得できるビザの有効期限は、傑出人材が5年、科学技術研究、文化・教育、衛生・健康の人材が3年、法律その他の人材が1年となっている。ビザ保有者は有効期限内に何回でも香港・マカオとの間を往来でき、1回の香港・マカオ滞在は30日を超えてはならない。特区政府の報道官は、従来の商務ビザの滞在期限が7日であることと比べると、今回の人材ビザによってハイエンド人材の来港の利便性が大きく高まると指摘した。 参考文献:香港ポスト
2023/02/10
「ハロー香港」キャンペーンを開始
世界中の観光客を迎える「Hello Hong Kong」キャンペーンが2月2日、世界規模でスタートした。このキャンペーンでは総数50万枚の香港への無料航空券や、様々な場所で使える特典「Hong Kong Goodies」などを用意し、世界各国の観光客を最大級に歓迎する。香港政府観光局の彭耀佳・会長は記者発表会で「香港はこれまで以上に心躍る旅ができる街として、世界中の旅行者の注目を再び集めています。この“Hello Hong Kong”キャンペーンを通じて、世界中の皆様が、名だたる観光都市である香港を再び訪れることを大歓迎いたします」とあいさつした。香港空港管理局主席のJack So氏は「私どもはコロナ禍の真っただ中にこの50万枚の航空券を購入した。これは私どもがコロナ禍に遭っても香港の航空業界の将来に対し揺るぎない自信を持っていたことを示すものです。無料航空券キャンペーンは、香港発着の航空輸送量を増加させるとともに、香港自体の大きな宣伝となります。香港への渡航制限と検疫が昨年緩和されましたが、それ以降、特に最終四半期の香港国 際空港の旅客数は回復を見せ始めました。また中国本土との通常旅 続きを読む
2023/02/08
スターフェリー運賃の値上げが承認
行政長官と行政会議は1月31日、天星小輪のスターフェリー運賃値上げを承認した。同日の香港メディアによると、運賃が値上げされるのはセントラル―尖沙咀と湾仔―尖沙咀の2本の航路で、新運賃は4月3日から適用される。運賃改正後は片道1~2.3ドル値上げされ、大人運賃は平日が上層5ドル、下層4ドル、週末または祝日が上層6.5ドル、下層5.6ドルとなり、平均値上げ幅は55.2%となっている。月間パスは160ドルから190ドルに値上げされる。 参考文献:香港ポスト