「 香港 」 一覧
2023/02/06
9割の市民は今年の海外旅行計画
ネット上の旅行プラットホームの調査で、香港市民の海外旅行意欲はアジア最高であることが分かった。1月24日付香港各紙によると、調査では回答者の約9割が今年、海外旅行を計画しており、一部は2~4回の旅行を希望している。香港旅遊業議会の徐王美倫・主席は「今後1年の観光業の先行きは自信に満ちている」と述べたものの、航空会社と人手などの準備がまだ整っていないことから、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行前のレベルに売り上げが回復するのは来年半ばになるとの見通しを示した。政府と政府観光局(HKTB)に対しては空港税の短期優待で出入境者数を増やすなど大型プロモーションを打つ出すよう要求した。 参考文献:香港ポスト
2023/01/30
本土のツアー客は早くて3月開始
香港の観光業界では中国本土からのツアー客が来港するのは早くて3月とみている。1月25日付香港各紙によると、香港は現在、出入境枠とPCR検査を設けているため、本土からの来港者は基本的に個人旅行客となる。旅行業界関係者は、ツアーを組むには時間を要するのと本土で来港ビザ発給が制限されていることから、本土からのツアー客が来港するのは早くて3月になるとの見込みを示した。また香港から本土へのツアーも同じく3月まで待つことになるという。香港入境団旅行社協会の会長は、旧正月明けにはより多くの本土旅行客が来港するようになるとみる。現在、マカオへの旅行者の多くは中山市か珠海市から来る常連客で、加えてマカオは香港より早く開放したため本土客の取り込みが比較的容易と指摘した。 参考文献:香港ポスト
2023/01/27
羅湖出入境管理所は2月初め再開へ
李家超・行政長官は検疫免除の出入境再開第2段階をできるだけ早く実施すると述べたが、特区政府は2月初めに羅湖を含む3カ所の陸路出入境管理所を再開するもようだ。1月20日付香港各紙によると、香港と中国本土の検疫免除の出入境再開第1段階が実施されて間もなく2週間となり、高速鉄道も加わり現在すでに5カ所の陸路出入境管理所が本土との間を結んでいる。従来最も多くの人が出入境していた羅湖出入境管理所は両地の改装工事のためまだ再開できない。だが消息筋は、羅湖、蓮塘/香園囲、落馬洲/皇崗が早ければ2月初めに同時に再開されると明かした。出入境枠についてはまだ分からない。 参考文献:香港ポスト
2023/01/25
出入境再開で本土住民が住宅購入
香港と中国本土の出入境が再開されて約1週間が過ぎ、香港の小売市場が好転して宝飾品の売り上げが30%増加しただけでなく、不動産市場も恩恵を受け始めた。1月17日付香港各紙によると、16日には出入境再開後で初めて中国本土のバイヤーによる住宅購入が記録された。同日、本土住民が将軍澳の緻藍天の4LDKの物件を1280万ドルで購入。本土住民が住宅を購入する場合は物件価格の30%に当たる税金を支払わなければならず、同物件購入の税額は384万ドルに上る。住宅価格と税金を合わせると1664万ドルに上り、さらに不動産代理へのコミッションが加わる。本土住民が香港の不動産市場の先行きを好感していることが反映されている。 参考文献:香港ポスト
2023/01/23
22年通年の来港者数は561%増
香港政府観光局(HKTB)は1月17日、2022年の観光統計を発表した。同日付プレスリリースによると、22年12月の来港者数は延べ16万578人だった。12月の来港者のうち中国本土からの旅行者は延べ6万7258人。本土以外の国・地域からの旅行者は延べ9万3320人。このうち、マカオも含む短距離市場は延べ4万9009人、長距離市場は延べ3万4545人、新市場は延べ5553人だった。一方、22年通年(1~12月)の来港者数は前年比561・5%増の延べ60万4564人だった。来港者のうち中国本土からの旅行者はどうぞ471・0%増の延べ37万5144人。本土以外の国・地域からの旅行者は同792・5%増の延べ22万9420人。このうち、マカオも含む短距離市場は同904・6%増の延べ10万6781人、長距離市場は同880・5%増の延べ9万5905人、新市場は同390・6%増の延べ1万6582人だった。 参考文献:香港ポスト
2023/01/20
高速鉄道が15日から運行を再開
特区政府は1月11日、広州―香港間高速鉄道香港区間が15日に運行を再開すると発表した。11日の政府公報によると、特区政府は広東省政府、深セン市政府との調整を経て中国国家鉄路集団、中国鉄路広州局集団、香港鉄路(MTRC)の協力の下、中央の承認を得た後、高速鉄道の西九龍出入境管理所と香港区間のサービスを15日に再開する。運行再開の初期は香港西九龍駅から福田、深セン北、広州南の各駅との往復を再開するほか、新たに広州東駅との往復が加わる。途中駅は光明城、虎門、慶盛、新たに加わる東莞南、東莞の各駅となっている。西九龍出入境管理所の開放時間は以前と同様に午前6時30分から午後11時30分まで。予約は必要なく、すでに乗車券を購入した乗客は有効な乗車券を持っていれば同出入境管理所を通じて両地を往来できる。防疫要求も他の出入境管理所と同じく48時間以内のPCR検査の陰性結果報告が必要となる。 参考文献:香港ポスト
2023/01/18
最低給与40ドルへの引き上げ承認
行政長官と行政会議は1月10日、最低給与水準の引き上げを承認した。同日の政府公報によると、最低工資委員会の提案を受け入れ、法定最低給与水準を現行の1時間37.5ドルから40ドルに引き上げることを承認した。引き上げ幅は6.7%となる。政府は13日に「2023年最低給与条例公告」を官報に掲載し、18日に立法会に提出する。立法会で可決されれば、改正後の法定最低給与水準は今年の5月1日(メーデー)に施行される。 参考文献:香港ポスト
2023/01/16
不動産取引登録、22年は38%減
特区政府土地註冊処は1月5日、2022年通年の不動産取引の登録件数を発表した。住宅やオフィスなどを含む全体では5万9619件で、21年比38.0%減、20年比では18.7%減。取引高の合計は5544億6000万ドルで、21年比39.6%減、20年比11.8%減だった。22年の不動産譲渡契約は8万5976件で、21年比26.8%減、20年比では3.4%減。不動産譲渡契約の総額は6913億5000万ドルで、21年比25.2%減、20年比では5.1%減となっている。 参考文献:香港ポスト
2023/01/13
そごう尖沙咀店が3月12日に閉店
利福国際傘下のデパートである崇光百貨(そごう)尖沙咀店が閉店するとの情報が流れた。1月9日の香港メディアによると、カスタマーサービス部門に問い合わせたところ、尖沙咀店が3月12日に閉店することが確認できた。銅鑼湾店は影響を受けないという。そごうはコメントを発表し、尖沙咀店は賃貸契約が満期を迎えるため、3月12日で営業を終了する。閉店前には一連のバーゲンセールやプレゼント提供を行う。またそごうは2023年末までに啓徳店の試験営業を開始するそうだ。利福国際は「香港と中国本土の出入境が限定的に再開されたものの、短期的には本土からの旅行者が香港の小売業にもたらす効果は限られる」と指摘した。 参考文献:香港ポスト
2023/01/11
2022年は史上6番目に温暖な1年
天文台によれば、2022年は例年に比べて気温が高く、夏は暑かったという。1月9日付政府公報によると、22年は1884年の観測開始以降、6番目に温暖な1年だった。通年の平均気温は23・9度で1991年~2020年の正常値より0・4度高かった。平均最高気温は26・7度、平均最低気温は22・0度だった。熱帯夜と酷暑日がいずれも52日間あり、史上2番目の多さとなった。天文台の観測地点で最高気温が35度以上を観測した日は15日間に上り、これは史上最多の記録という。しかし、22年12月は例年に比べ寒かったことが分かった。これは華南地方に影響を与える東北季節風が例年よりも強かったことによるという。12月の平均気温は16・6度で例年の18・2度より1・6度低かった。12月18日朝には気温が9・4度まで下がり冬の訪れを感じさせた。 参考文献:香港ポスト