「 香港 」 一覧
2022/12/12
昂坪360に総ガラス張りゴンドラ
新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行の影響を受けてロープウエーの昂坪360の過去2年の利用者数は2018年に比べて80%減となった。12月2日付香港各紙によると、運営会社の劉偉明・総経理は、新型コロナ流行状況が緩和するにつれて利用者数は増加傾向にあることを明らかにした。今年初めの第5波の時には100日余りにわたり運行停止となったものの、今年の1日当たり平均利用者数は昨年に比べて20%増になったという。昂坪360は13年前に床部分が透明の水晶ゴンドラを導入したのに続き、12月10日には四方と床部分すべて透明ガラスを採用した「全景纜車クリスタル+」というゴンドラ7台が正式にサービスを開始する。同ゴンドラは定員10人。2日から乗車券の予約販売を開始し、9日までに予約すれば往復235ドルの割引料金で利用できる。 参考文献:香港ポスト
2022/12/09
香港エクスプレスが来年から正常化
「0+3」の入境検疫実施と各地との往来再開後、香港市民の海外旅行意欲が高まっている。11月26日付香港各紙によると、キャセイパシフィック航空は旅客輸送力が年末までに新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行前の3分の1まで回復し、再来年末に完全に回復することを目標としている。傘下のLCCである香港エクスプレスは来年3月に新型コロナ流行前の輸送力を完全に回復するという。EGLツアーズは11月にすでに約100組の海外旅行ツアーを組織し、12月のツアー出発数は200組を超え、来年第1~2四半期には新型コロナ流行前の半分まで回復するとの見通しを示した。 参考文献:香港ポスト
2022/12/07
香港空港、第3滑走路が正式供用
香港国際空港の第3滑走路が11月25日に正式に供用を開始した。26日付香港各紙によると、香港空港管理局の姚兆聡・副総監は、第3滑走路が7月に試用を開始して現在までに1万1000便のフライト離着陸したことを紹介。入境検疫措置が「0+3」に緩和されたことを受けて空港から入境する旅行者は増加傾向にあり、クリスマスシーズンには1日5万人の旅行者が香港に到着、さらに新年は7万~8万人に増えるとの予想を示した。空港は2024年に新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行前の旅客量を回復するとみている。 参考文献:香港ポスト
2022/12/05
電力2社が値上げ、香港電灯46%
特区政府は11月22日、電力2社とともに立法会環境事務委員会で来年元日から実施する電気料金の調整案を発表した。23日付香港各紙によると、国際エネルギー価格が引き続き上昇しているため、電力2社の燃料コストも大幅に増加。このため来年の電気料金について、中華電力は1キロワット時当たり154.4セントで前年比19.8%増、香港電灯は同197セントで前年比45.6%増と発表した。特区政府環境局の謝展寰・局長は「すでに一切の努力を注いで値上げ幅を抑え、社会に対する影響を最低限にとどめた」と述べ、電気料金安定基金を大幅に活用することなどを挙げた。民主建港協進連盟(民建連)の立法会議員である梁熙氏は「電力2社の値上げ幅は驚き」と形容し、特に香港電灯の値上げ幅は「香港島の全住民百数十万人を震撼させた」と指摘した。 参考文献:香港ポスト
2022/12/02
ホームレスが過去10年で2.6倍
特区政府審計署は11月23日、ホームレスに関するリポートを発表した。同日の香港メディアによると、社会福利署に登録されたホームレスは過去10年で2.6倍に増加。特に50歳以上は3.3倍となっている。登録ホームレスのうちホームレス歴5年以上のホームレスは2014年の42%から22年は47%に拡大した。このほか審計署は社会福利署がホームレスに提供している支援サービスを審査した。社会福利署が21~22年度に3つの機関に提供した資金援助は3000万ドルに上った。資金援助を受けている機関は過去5年のサービスがいずれも議定水準を満たしているが、3つの機関が支援したホームレスの人数は登録ホームレスの半分にも満たない。また21年度に同機関が接触したホームレスは30%未満となっている。 参考文献:香港ポスト
2022/11/30
吉野家が和風カフェ店をオープン
吉野家は11月16日、新店舗として和風カフェが尖沙咀厚福街にオープンしたと発表した。新店舗は木を主な設計材料として和風の雰囲気を漂わせる。おなじみの牛丼のほかにも本格的な和食や和風デザートなどの新メニューを提供するほか、ロボットが配膳するなどの電子化飲食体験が楽しめる。 ランチで提供する特上和牛丼(118ドル)は、厳選された和牛に自家製すき焼きのタレをかけ、京ネギと天かすを加えた独特のぜいたくな牛丼となっている。ランチではほかにチキンカツ定食(78ドル)、トンカツ定食(78ドル)、北海道焼き豚丼(98ドル)、揚げウナギ丼(98ドル)、岩塩焼きサバ定食(78ドル)を提供。ディナーではヒラメ西京焼き定食(126ドル)を提供。軽食では炙り和牛寿司(45ドル)、揚げチーズ餅(30ドル)、和牛すき焼き手巻き(42ドル)、揚げウナギ・アボガドソース手巻き(38ドル)などをそろえている。特製ドリンクでは、ゆずコーヒーソーダ(38ドル)、イチジクコーヒーソーダ(38ドル)、小山園抹茶/ほうじ茶牛乳(32ドル)、小山園抹茶/ほうじ茶コーヒー(32ドル)、あずきタピオカ抹茶黒糖ドリンク(38ドル)、抹茶富 続きを読む
2022/11/28
スターフェリーが運賃を倍に値上げ
天星小輪(スターフェリー)は尖沙咀―セントラル・湾仔間の運賃値上げを申請した。11月21日の香港メディアによると、スターフェリーは片道運賃をそれぞれ1.8~4.2ドル引き上げることを計画。うち休日の大人上層運賃は4.2ドルから倍の8.4ドルに、平日の大人下層運賃は2.6ドルから倍の5.2ドルに引き上げられる。月間パスは160ドルから320ドルに引き上げられる。高齢者は2ドルの優待運賃を申請し、現行の高齢者の無料優待を撤廃する。MTRを利用する場合の大人片道運賃は、尖沙咀―湾仔が11.5ドル、オクトパスを使えば9.7ドル、尖沙咀―セントラルは11.5ドル、オクトパスを使えば10.1ドル。スターフェリーの運賃は値上げ後もかろうじてMTRより安いこととなる。スターフェリーは2018年から赤字で、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行と鉄道網の整備によって顧客を奪われ、経営コストの上昇で昨年の赤字は3700万ドルあまりとなった。 参考文献:香港ポスト
2022/11/25
防疫措置緩和でバーが続々W杯放映
世界が注目する4年に1度のサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会が香港時間11月20日午前零時に開幕した。同日付香港各紙によると、香港では社交距離措置の緩和が相次いでいるのに伴いW杯ムードも高まってきた。防疫規定の下でバーの営業時間制限は午前2時までとなっていたため、深夜に顧客を受け入れることは難しく、当初はテレビ局と中継放映権を契約するバーは100軒にも満たなかった。だがバーの営業時間制限がすでに解除され状況が一変した。業界では続々とW杯を放映するバーが現れ、開幕戦の20日夜は予約で満席のバーもある。W杯を放映するレストランでは売上高が通常の20%増になると見込んでいる。香港とカタールの時差は5時間であるため、今大会の試合は主に香港時間午後6時から午前3時に行われる。 参考文献:香港ポスト
2022/11/23
香港エクスプレスがMyDoc優待
香港エクスプレスは11月17日、同日からすべての顧客がMyDocの提供する登録優待を受けられると発表した。MyDocはネット医療保険会社で、旅行の途中で健康問題が発生した旅行客のために医師に即時連絡を取るサポートを専門とする。MyDocのユーザーは香港または現地の登録医師を選択でき、医師から医薬品を自身で受け取りに行くかデリバリーしてもらうことを選択できる。ただしサービス提供は実際の状況を見て判断する。MyDocはウェブサイトとスマートフォン版があり、サービス範囲は香港、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピンとなっている。 参考文献:香港ポスト
2022/11/21
海外から入境のPCR検査を2回に
現在、海外または台湾からの入境者は香港到着後7日間に4回の強制PCR検査を受けなければならない。11月18日付香港各紙によると、特区政府は17日、PCR検査を2回に減らすと発表した。21日から香港市民または旅行者は空港から入境した後、到着当日と2日目にPCR検査を受けるだけでよくなり、4日目と6日目のPCR検査は必要なくなる。ただし毎日の快速抗原検査は7日目まで行わなくてはならない。特区政府医務衛生局の李夏茵・副局長は、4日目と6日目に感染が確認される人数はそれぞれ全体の0.4%と0.1%で、市中感染に属する可能性があるため、2回のPCR検査の撤廃を決定したと説明。今回の措置は決して入境検疫の緩和ではないと強調した。 参考文献:香港ポスト