「 香港 」 一覧
2022/02/07
花市中止で正月用生花が半額販売
2月1日から春節(旧正月)となるため、正月飾りのための生花販売も期限が到来する。1月30日付香港各紙によると、今年は花市が中止となったため、花農家と花屋は遠に販売ルートを失い、一部花屋は急いで生花を売り払い始めた。花農家は割引で生花の販売を急いでおり、一部は40~60%の値引き率となっている。鉢植えの蘭は約160ドルで販売していたが、花農場で直接購入すれば80~100ドルとなる。もともとビクトリア公園の花市で8小間の露店を落札していた「蘭花大王」の楊小竜氏は、政府が花市を中止した後ただちに元朗の花売り場に販売拠点を置いた。30日から蘭の割引販売を始め、もともと1本120ドルだった蘭を半分以下の50ドルで販売している。 参考文献:香港ポスト
2022/02/04
旅行会社モーニングスター清算発表
香港の大手旅行会社「星晨旅遊(モーニングスター)」が1月27日、清算を発表した。28日付香港各紙によると、設立50年の歴史を持つ星晨旅遊はホームページに掲載した通告で、取締役会が自動清算手続きの始動決議を可決し、2月16日に1回目の債権人会議が行われると発表した。星晨旅遊は1972年設立の大手旅行会社の1つで、本社は九龍湾国際交易中心にある。全盛期は10店余りの支店を香港島、九龍、新界、マカオに設置。ツアーや個人旅行のほか、近年はクルージング業務や企業顧客へのサービスを拡大してきた。新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行による打撃で近年は赤字と債務不履行に陥り、政府に給与補助を申請しても補完できない状況となった。 参考文献:香港ポスト
2022/02/02
飲食業界の損失は200億ドル
特区政府は1月27日、現行の社交距離措置を2月17日まで延長すると発表したことによって、飲食店での夜間の店内飲食も2月17日まで禁止される。28日付香港各紙によると、飲食業界では夜間の店内飲食禁止で春節(旧正月)の新年会とバレンタインデーの商売が失われる。香港餐飲業協会の黄家和・会長は業界の売り上げは40%以上減少し、3~4月は閑散期となるため3月に廃業の波が押し寄せると予測。立法会の飲食業界選出議員である張宇人氏は、旧正月とバレンタインデーのゴールデンシーズンが失われることで業界の損失は約200億ドルに上るとの見方を示した。このため防疫抗疫基金第6弾での業界への支援金額を大幅に増加させる必要があり、申請と承認手続きも簡素化して焦眉の急に対処しなければならないと指摘した。 参考文献:香港ポスト
2022/01/31
HSBCなど土曜日はサービス中止
香港上海銀行(HSBC)などは新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行状況に対応し、支店のサービス時間変更を発表した。1月26日の香港メディアによると、HSBCは2月5日から一部支店を除いて毎週土曜日はサービスを中止する。セントラル本店など9拠点は土曜日も営業を維持し、サービス時間は午前9時から正午までとなる。中国銀行(香港)は銅鑼湾など12支店を除いて旧正月以降の土曜日(2月5、12、19日)は営業を中止。すべての支店の平日の営業時間は午前9時から午後4時を維持する。スタンダード・チャータード銀行も2月5、12、19日は大部分の支店の営業を中止し、6支店だけ通常サービスを維持する。 参考文献:香港ポスト
2022/01/28
人民元が日本円抜いて世界第4位に
国際銀行間通信協会(SWIFT)の最新データで人民元が国際決済ランキングで世界4位となったことが分かった。1月23日の中国メディアによると、『上海証券報』は22日付で「日本円を超えた! 人民元は世界第4位の通貨となった」と題する記事を掲載。SWIFTの2021年12月の統計で人民元の国際決済は米ドル、ユーロ、英ポンドに次ぐ4位となり、15年8月以降で初めて日本円を超えたと報じた。世界の国際決済に占める人民元の割合は21年11月の2.14%から12月に2.7%に拡大した。12月の決済額は11月に比べて34.6%増だった。12月の他の主要通貨の国際決済に占める割合は米ドル40.51%、ユーロ36.65%、英ポンド5.89%、日本円2.58%となっている。中国では17年の資本市場の開放拡大以来、18~21年の外資による域内債券と証券の累計保有額は7000億米ドルに上り、年平均34%の伸びを見せている。 参考文献:香港ポスト
2022/01/26
ドンキの2店舗で福島県の物産展
福島県は香港における県産農産物のPRのため、県産オリジナル米「天のつぶ」や桃ジュ ースなどの加工品などを販売する福島県物産展「ふくしまプライド。フェア in 香港」を昨年に続き香港のDON DON DONKIの2店舗で開催する。開催期間は屯門市広場店(UGF) が2月7~20日、銅鑼湾パールシティ店(1F) が21日~3月6日。内容は (1)「天のつぶ」、桃ジュースなど農産物加工品の販売 (2)「天のつぶ」を使った香港醸造クラフトビールの販売 (3)「天のつぶ」を使用したおにぎり・お弁当の販売 (4)200ドル以上購入した顧客に「天のつぶ」(300g)または赤べこをプレゼント(5)店頭ブースで福島県のPR映像の放映・パネル展示――。 天のつぶクラフトビールのラベルデザインは、日本のバラエティー番組「進ぬ!電波少年」「朋友(パンヤオ)」でブレイク後、番組の司会やドラマ、バラエティー番組、舞台等で活躍するチューヤン氏が作成した。 参考文献:香港ポスト
2022/01/24
マックが職員にお年玉1000ドル
香港マクドナルドはこのほど、春節(旧正月)前に約1万人の連続契約スタッフに新型コロナウイルス感染症(COVID―19)対策を兼ねたお年玉として1000ドル支給すると発表した。1月20日の香港メディアによると、マクドナルドの黎韋詩CEOは「過去2年の新型コロナ禍の中で顧客に安全な食事環境を提供し、同時にデジタル化を積極的に推進したスタッフの努力に感謝する」と述べた。マクドナルドのスマホアプリにはすでに300万人余りのユーザーが登録し、過去1年で2800個を超える麦炸鶏(鳥唐揚げ)が売れたという成果を挙げた。また店舗マネジャークラスは1月に昇給が行われ、これまでの4月昇給から時期が早まった。前線のアルバイト店員の給与も勤務態度と市場環境を考慮して調整するという。 参考文献:香港ポスト
2022/01/21
6業界がワクチンバブルで再開要求
当局は新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行状況に対応し社交距離措置を延長するとともに「防疫抗疫基金」第5弾を打ち出し営業停止となった業界に支援金を支給するが、それら業界は受け入れられないもようだ。1月19日付香港各紙によると、営業停止となっている美容サロン、マッサージ、浴場、マージャン、クラブハウス、家庭娯楽センターの6業界は18日、共同声明を発表。営業停止を避けるために「預防及控制疾病規例」599F章の見直しと長期的な防疫システムの制定を提案し、即時ワクチンバブルを推進する代わりに1日も早く営業再開が認められるよう求めた。また政府に各業界の状況に応じて職員の給与と家賃の直接的な補助金を要求した。 参考文献:香港ポスト
2022/01/19
ミシュラン、ビブグルマン入選7店
『ミシュランガイド香港マカオ2022』は来る1月19日に発行される予定だが、それに先駆け先ごろビブグルマンに選ばれた飲食店のリストが公表された。香港メディアによると、ビブグルマンは400ドル以内で料理3品が味わえることなどを基準としている。今回ビブグルマンとして掲載されている香港の飲食店は59店。そのうち新たに入選した7店は以下の通り。將軍澳にあるガチョウ料理で知られる創業70年の老舗「陳勤記鹵鵝飯店」、大圍にある広東料理店「大圍小館」、元朗にある焼きガチョウが有名な「天鴻燒鵝」、元朗にある割包(角煮まんじゅう)が人気の「倆口小吃」、彩虹にあり台湾人オーナーシェフが経営する軽食店「丁爸食府」、紅磡にある酸辣湯やしょっぱい豆乳が評判の「滿堂樂」、深水埗にある自家製の豆腐や豆製品が自慢の「公和荳品廠」。ミシュランガイドは例年は11月から12月にかけて発表されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響から前回の2021年版以降、発表が年明けに持ち越された。 参考文献:香港ポスト
2022/01/17
アジア金融フォーラムに6万人参加
第15回アジア金融フォーラム(AFF)が1月10~11日にオンライン開催された。AFFは香港特別行政区の設立25周年を記念するハイライトイベ ントとして多くの話題をよび、約80カ国・地域から6万3000人以上が参加し、成功裏に幕を閉じた。今回は環境・社会・ガバナンス(ESG)、気候変動リスク、グリーン投資の動向など、いまグローバルに重要視されている様々なトピックが取り上げられ、世界経済の見通しなどを含め、あらゆる専門家が最新の知見を披露した。加えて同イベントの一環として開催された3日間にわたる「AFFディール・フロー・マッチメイキング・セッショ ン」では、投資家とプロジェクトオーナーの1対1のビジネス商談が700件以上行われ、多くの企業にとって絶好のビジネス機会を生むイベントとなった。 参考文献:香港ポスト