「 香港 」 一覧
2021/03/22
ホームレス1500人で返還後最多
新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行によって失業し、家賃が払えず路上で寝泊まりせざるを得ない香港市民が続出している。 3月15日の香港メディアによると、昨年末の時点で特区政府社会福利署が登録したホームレスの人数は約1500人で、登録されていない人を除いても返還後で最多となっている。 社区組織協会は、新型コロナ流行のためにマカオや中国本土から戻ってきた香港市民を含め、少なくとも2000人の路上生活者がいると推定している。 新型コロナ流行のために香港に戻ってきた68歳のホームレス、阿力さん(仮名)は、昨年2月に実施された「隔離令」により域外で働くことができなくなって失業し、やむなく香港に戻ってファストフード店に滞在せざるを得なくなっている。 幸いなことに彼は社区組織協会の助けを借りて生活保護を申請することができ、現在はホテルの部屋をシェアしている。 参考文献:DIGIMA
2021/03/19
キャセイ、乗客は1日平均755人
キャセイパシフィック航空は2月の業績を発表した。 3月13日付香港各紙によると、2月の旅客輸送量は前年同月比97.9%と引き続き激減し、1日平均の旅客輸送量はわずか755人、輸送率は13.9%まで低下し、1年以上にわたって航空業界を襲っている新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の影響を受けた。 キャセイパシフィック航空のチーフカスタマー&コマーシャルオフィサーである林紹波氏は、3月の1日平均搭乗者数は600人を下回る見込みであると述べ、上半期の搭乗者数は新型コロナ流行前の4分の1を大きく下回り、年間の搭乗者数は予測の50%を下回るとの見通しを示した。 また空港管理局は、香港国際空港の2月の旅客数が前年同月比97.5%減となったことを発表した。 参考文献:DIGIMA
2021/03/17
感染者ゼロでなくとも出入境解禁へ
同日の香港メディアによると、林鄭長官は「政府は新規感染者ゼロの達成を目指しているものの、現実には完全にゼロにすることは難しい」と述べたほか、海外からの感染者流入を避けることは不可能だが厳格な政策によって流入を防止する必要があると指摘。 また香港は「世界で最も厳しい措置を取っている場所といえる」と形容し、入境の際には検査を受け、陰性の結果が出るまで空港で待つ必要があるだけでなく、21日間の検疫が必要となっていることなど厳しい措置を挙げた。 さらに香港が昨年初めから海外からの感染者流入を防止する厳格な措置を実施していれば、地場感染者ゼロを早期に達成できたかもしれないと指摘。それができなかったため、隠れた感染者がコミュニティーに存在していると説明した。 参考文献:DIGIMA
2021/03/12
尖沙咀に日清食品のカップヌードル記念館
日清食品は日本を代表する観光スポットである「カップヌードル記念館」が近日中に香港にやってくると発表した。 3月5日の香港メディアによると、「カップヌードル記念館」が設置される場所は尖沙咀(チムサーチョイ)の中港城。チケットやオープンの詳細は後日発表されるという。 香港の「カップヌードル記念館」は、日本の大阪や横浜にある記念館や、過去に香港で開催された2つの人気ワークショップとはまた違った新しい体験をもたらす。1万平方フィートの記念館には「安藤百福の創造の旅」をテーマに新たに3つの必見スポットと3つの体験型ワークショップが登場。3つの体験型ワークショップの中でも目玉となるのが香港限定の「マイグラノーラファクトリー」。参加者は新商品の由来や製造工程などを知ることができる。 また記念館では食品のパッケージや素材の組み合わせを自分でデザインできる定番の「マイカップヌードルファクトリー」「出前一丁ワークショップ」も設置される。 参考文献:DIGIMA
2021/03/10
ドイツからワクチン76万本が到着
特区政府が先に発注したバイオNテックの新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチン「復必泰」第1陣の残りが3月7日に香港に到着した。 同日の香港メディアによると、政府は750万本の復必泰ワクチンを調達し、第1陣のうち58万5000本は2月末にドイツから香港に到着した。 7日に到着した第1陣の残りのワクチン75万8000本を合わせると計134万3000本が香港に到着したことになる。 先にイタリア政府が初めて欧州連合(EU)のワクチン輸出管理規定を引用し、ワクチンがオーストラリアに輸送されることを阻止した。 オーストラリアは新型コロナ流行が深刻な地域ではないことを理由としている。このため香港へのワクチン供給にも影響するかどうかが注視されている。 参考文献:DIGIMA
2021/03/05
スシロー屯門店がオープン
回転ずしチェーンの「スシロー」が2月26日、香港・屯門にオープンした。 「スシロー」屯門支店は屯門市広場1期に開店。3月4日までは試験営業で、営業時間は午前11時半から午後9時半まで。5日からは正式営業で、営業時間は午前10時半から午後10時半までとなっている。 スシローは2019年に香港に進出後、すでに6店舗をオープン。店舗が設置されているのは佐敦、黄埔、茘枝角、黄大仙、楽富、藍田となっている。 参考文献:DIGIMA
2021/03/01
香港の富豪ランキング、李嘉誠氏が首位
米経済誌『フォーブス』が先ごろ、最新の香港富豪ランキング(トップ50)を発表、長江和記実業の李嘉誠・会長が首位に返り咲いたことがわかった。 2月25日付香港各紙によると、李氏の総資産額は354億米ドルで前年度に比べ資産が20%増加した。 同氏傘下の長江和記実業は昨年株価が27%もダウンしたものの、同氏はウェブ会議サービスを提供する「Zoomビデオコミュニケーションズ」の株を所有しており、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大でテレワーク需要が高まりZoomの株価が急騰し、資産を増やす結果になったという。 2位は昨年首位だった恒基兆業地産の李兆基会長(総資産額305億米ドル)、3位は新世界発展の鄭家純会長(総資産額221億米ドル)と続く。フォーブスは、昨年香港経済は6・1%縮小したにもかかわらず株式市場のパフォーマンスは好調だったことが香港の富豪上位50人の総資産を7・5%増の3310億米ドルまで増やしたと指摘している。 参考文献:DIGIMA
2021/02/24
科興生物(シノバック・バイオテック)のワクチンが香港に到着
中国本土の科興生物(シノバック・バイオテック)が生産した新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンの第1陣が2月19日午後5時半ごろに香港国際空港に到着した。 同日の香港メディアによると、科興生物のワクチンは特区政府食物及衛生局局長が18日に香港での緊急使用を認可した後、北京から香港に100万本が空輸された。輸送にはキャセイパシフィック航空の機体が使用された。 ワクチンは午後7時に冷凍専用車に積み込まれ、警察に護送されながら空港から葵涌にある衛生署指定の貨物倉庫に運ばれた。 特区政府公務員事務局の聶徳権・局長、食物及衛生局の陳肇始・局長、中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の仇鴻・副主任が空港を訪れ、ワクチンの輸送状況を視察。仇副主任は「今日は非常に重要な日である。国産ワクチンが順調に香港に到着し、香港同胞に対する中央政府の関心が体現された。また香港の新型コロナ対策を国家の関連部門や中国本土のワクチン生産企業が全力で支援していることも体現された」と述べた。 参考文献:DIGIMA
2021/02/22
ジェトロ香港、自社オフィスに展示場を設置
日本貿易振興機構(香港)(ジェトロ香港)は日本企業の商品販売ルート開拓をサポートするためオフィスに展示場を設けた。 2月10日の香港メディアによると、ジェトロは昨年9月にオフィスの受付を改装し、元々の蔵書スペースを日本食品のサンプルを展示するショールームに変え、バイヤーとサプライヤー間のビデオ会議に通訳を提供した。 これまでに200社余りの日本企業の商品が展示され、香港の日本食品輸入業者約100人が訪れている。日本食品の香港への配送は輸出用コンテナの不足で遅れている。ジェトロが食品輸入業者に問い合わせたところ、平均的な配送日数は以前よりも5~7日ほど長くなっていることが分かった。 一般的に輸出用コンテナで配送される食品は、加工食品やリンゴなどの根菜類や果物など賞味期限が長いものが多い。しかしジェトロではコンテナや貨物船を早期に手配することで、配送の手間が省ける可能性があるとも指摘している。 参考文献:DIGIMA
2021/02/17
香港島南部に新ショッピングモール
香港島南部に新しいショッピングモール「港島南岸(THE SOUTHSIDE)」がオープンする。 香港メディアによると、香港鉄路(MTRC)は先ごろ黄竹坑駅の周辺開発プロジェクトの詳細を発表。 最も期待されているのがエンターテインメントやハイパーマーケットを含む約150の店舗が入る5階建ての新ショッピングモール「THE SOUTHSIDE」である。香港島南部で最大のレジャー&ライフスタイルランドマークショッピングモールとなる「THE SOUTHSIDE」は2023年に完成予定。 このプロジェクトは黄竹坑総合開発区に位置し、総床面積は51万平方フィート近く、5つの商業フロアがあり計約150店舗の出店が見込まれている。マルチメディア施設やエンターテインメント、ハイパーマーケットなど異業種店舗の導入が計画されている。 参考文献:DIGIMA