「 香港 」 一覧
2020/07/20
4種類の人は無料でウイルス検査
新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)の拡散を受けて林鄭月娥・行政長官は7月13日、公共機関によるウイルス検査量を拡大する意向を示した。 14日付香港各紙によると、林鄭長官は防疫抗疫基金から1億ドルを拠出し、老人ホームの入居者と職員、飲食業、不動産管理、タクシー運転手の4種類、計40万人余りのハイリスクの人たちに対する検査を無料で行うと表明。8月からは1日当たりの検査量が8000サンプルに達する見込みだ。 さらに中国本土の民間機関2社にウイルス検査サポートを委託し、できるだけ早くコミュニティーから隠れ感染者を探し出すと説明。うち1社は深セン市の検査機関で、すでに香港で開業。これまで香港で検査サービスを提供したことはないが、深セン市政府の協力により検査が可能となった。もう1社はすでにマカオ市民の検査を請け負っており、1日当たり1万5000サンプルの検査が可能だ。目下最大の問題は物流で、現在物流の詳細作業を手配しており、早ければ今週中にもサービスを開始するという。第1陣は老人ホームに関する検査で、費用はすべて政府が負担する。 参考文献:DIGIMA
2020/07/17
ディズニーや海洋公園が再び閉鎖
新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)感染拡大の影響から、公共施設やテーマパークが再び当面の間、閉園されることになった。 7月13日の香港メディアによると、政府康楽及文化事務署は7月に開催予定のスポーツ、レジャー、文化イベントについて全て中止することを決定。7月15日から屋外・屋内にかかわらず同署が管轄する公設のレジャー・文化施設(体育館、スタジアム、博物館、図書館、コンサートホールなど)を当面閉鎖する。また、香港ディズニーランドも7月15日からしばらく休園すると発表したが、香港ディズニーランド・リゾート内のホテルは開放するという。一方、香港海洋公園(香港オーシャンパーク)は7月15~21日を休園とするが、毎週火曜が休園日であるため実際には7月14日から休園となる。 参考文献:DIGIMA
2020/07/10
多くのホテルで生ガキ食べ放題
特区政府が永住者に1万ドルを支給するのに合わせて各ホテルではビュッフェの優待サービスを用意している。 7月5日付『香港経済日報』によると、九龍Novotel酒店では「和牛・生ガキ・海鮮ビュッフェディナー」を用意。40%割引(平日は1人288ドル)で生ガキや多くの冷凍海鮮が食べ放題となる。カナダのタラバガカニやロブスター、ニュージーランドやマレーシアの貝などが含まれる。和牛はオーストラリアから輸入したものだ。海景酒店では28%割引でフランスの生ガキとカナダの赤ウニが食べ放題となる。 さらにオーストラリアのジャンボ生ガキが1人1つ食べられる。またライチなどの果物やハーゲンダッツのアイスクリームなどのデザートも用意されている。城景国際酒店では米国とニュージーランドの生ガキやフランスのカニ、カナダのタラバガニをはじめとする各種カニのビュッフェディナーを用意。7月中は4人連れの場合は1人分が無料となるほか、同月に誕生日の顧客は無料となる。 参考文献:DIGIMA
2020/07/03
米大統領、デモ支援資金の凍結指示
米国のトランプ大統領が香港を含む海外のデモ支援資金の凍結を指示したことが明らかになった。6月29日付香港各紙によると、これは米誌『タイム』が報道したもので、トランプ大統領は6月初めに米国国際媒体署(USAGM)の200万米ドルの資金を凍結。 その資金は世界の民主活動を支援するのに充てられ、香港で昨年から行われている逃亡犯条例の改正反対デモも含まれている。この決定はトランプ大統領の盟友であるマイケル・パック氏がUSAGM主任に就任した後に発表された。USAGMは6月9日に幹部らに送ったメールで、支援先との新規契約やいかなる契約延長も凍結するようパック氏が要請していると通知。影響を受ける契約は約200万米ドルに及び、香港の民主運動もそれら契約から直接恩恵を受けていたという。 参考文献:DIGIMA
2020/06/19
香港ディズニーランドが18日再開
香港ディズニーランドは6月15日、新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行の影響で閉鎖されていた同園を18日から再開すると発表した。 同社によると、再開当初はすべてのゲスト(年間パスポートなどの所持者や無料チケット所持者も含む)は香港ディズニーランドの予約ウェブサイトを通じた予約が必要となる。「奇妙処処通」の会員は8日前まで、その他のゲストは7日前までに予約し、すでに予約したゲストは入園時に有効なチケットまたは会員証を提示する。3歳以下の児童は予約の必要はなく無料で入園できる。 予約の受け付け開始は「奇妙処処通」の会員が15日から、その他のゲストは16日正午から。ゲストはネットでの予約手続きの過程で健康に関する声明を行うこととなる。再開時には園内のアトラクション、商店、レストランはすべて営業を再開するが、利用者数の制限が行われる。列に並ぶ際やレストラン、アトラクション、その他施設はすべて社交距離を空ける措置を実施。ディズニーキャラクターの着ぐるみとゲストの近距離での接触や記念撮影は当面中止される。 園内のシンボルでもある『眠れる森の美女』の城は現在改装中で、年内に完成 続きを読む
2020/06/17
香港再出発連盟が優待プラットホーム
永住者への1万ドル支給措置で6月21日から登録受け付けが開始されるが、香港再出発連盟はこれに合わせて消費促進活動を開始した。 12日付香港各紙によると、香港再出発連盟は11日、記者会見を開催し「消費促進、経済支援」行動の推進を発表。プラットホームを設置して香港の各店舗の情報を発表し、市民に支給される1万ドルを香港で有効に消費することを奨励し、香港経済を促進することを目指す。 連盟は各大型ショッピングモールと連絡を取り、顧客を引き寄せるための優待を打ち出すよう要請。連盟はウェブサイトwww.hkcoalition.comに香港各地の店舗の割引・優待情報を掲載。すでに30軒余りの店舗が小売り、飲食、サービスで優待を設けている。 小売りでは華潤堂、北京同仁堂、位元堂などが10~30%割引や現金券贈呈の優待を提供。信和集団(サイノ・グループ)や銅鑼湾の維景酒店など大手ホテルも活動に参加するほか、新鴻基地産(サンフンカイ・プロパティーズ)傘下の21カ所のショッピングモールでは抽選イベントが用意され、スマートフォンなどが賞品となっている。 参考文献:DIGIMA
2020/06/15
10病院がウイルス検査の相互承認
香港、広東省、マカオの3地で新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)の検査結果を相互承認して検疫を免除する計画について、香港側で検査を行う病院が明らかになった。 6月10日の香港メディアによると、特区政府は健康コードの設立を計画。市民に政府認可の検査機関で自費で核酸増幅検査を受けさせ、結果が陰性の場合に個人の健康コードが取得でき、7日間の有効期間は香港、マカオ、広東省の間での往来で検疫が免除される。 香港では暫定的に10軒の民間病院と民間の化学検査所の核酸増幅検査の結果が香港・マカオ・広東省3地で相互承認されることになり、養和医院、仁安医院、港安医院などがリストに挙がっている。健康コードを取得したい場合は医師の紹介で核酸増幅検査を受け、結果が陰性の場合は認可機関が検査結果と個人情報を当局が設置した電子プラットホームにアップする。 当局は初歩的な構想として市民のスマートフォンに健康コードを送るほか、認可機関は検査結果証明を印刷して提供し、出入境管理所で提示できるようにする。検査は1回につき1000~2000ドルとなる。 参考文献:DIGIMA
2020/06/10
香港ドル上昇で金融管理局が介入
香港金融管理局(HKMA)は6月5日、再び香港ドル防衛のための市場介入を実施した。 6日の香港メディアによると、HKMAは香港ドル相場が対米ドル・ペッグ制の許容変動幅の上限(1米ドル=7.7500ドル)に触れたため、米ドル買い・香港ドル売りを実施。介入額は48億8300万ドルに上り、銀行間市場の資金流動性を表すアグリゲートバランス(MKMA決済性預金残高)は8日に1045億2500万ドルに増加する。 網易や京東など米国で上場している大型中国株が香港で第2上場することや香港株が5日連続で上昇したことなどで資金流入を招き、香港ドル相場が連日上昇した。 参考文献:DIGIMA
2020/05/22
ドンキが将軍澳にもオープン
「驚安の殿堂ドン・キホーテ」の香港4号店として将軍澳店がオープンする。 5月18日の『星島日報』(電子版)によると、ドン・キホーテは2月に将軍澳に香港4号店を開設することが報道されたが、オープンは今年第4四半期となるもようだ。 Facebookページ「将軍澳主場」ではネットユーザーのAlice W Chan氏がドン・キホーテの店舗となる予定地の写真をアップ。将軍澳「澳南海岸」商場Monterey Placeで改装工事中の囲いに「Coming soon」と表示されており、ドン・キホーテが将軍澳に間もなくオープンすることが証明された。新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行で日本に行かれないネットユーザーたちが首を長くして待っている。ドン・キホーテは2階全フロアで、面積は約2万50002平方フィート、賃貸料は月50万ドルとなっている。 ドン・キホーテはすでに香港で2店舗をオープン。尖沙咀の美麗華広場と●湾の海之恋商場。香港3号店として7月にオープンする銅鑼湾店は4フロアで、総床面積は4万8000平方フィート。現有の尖沙咀店の倍の規模となる。場所は銅鑼湾の珠城大廈(パールシティ 続きを読む
粤港澳3地が検疫の制限緩和を協議
林鄭月娥・行政長官は香港、マカオ、広東省の政府が検疫の制限緩和について協議していることを明らかにした。 5月12日付香港各紙によると、特区政府は5月7日から中国本土に工場を持つ香港企業関係者、専門家、越境学童が本土から香港に戻った際の14日間の強制検疫を免除した。だが彼らが本土に入境した際には検疫が必要となる。 林鄭長官は『大公報』のインタビューで、この問題について香港・マカオ・広東省の3地政府で協議を進めているとに言及。特定の越境目的を持ち、新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)の核酸増幅検査を通過した者については、3地で足並みをそろえて出入境時の検疫を免除すると説明した。5月中に措置について合意することを目指している。 一方、観光業界選出の立法会議員である姚思栄氏は、ビジネス関係者や家庭の原因などで頻繁に香港・マカオ・広東省を往来する者を優先し、第2段階として観光客の検疫令を徐々に緩和し、まずマカオ、深セン、珠海との間で相互に観光を開放することになるとの見方を示した。 参考文献:DIGIMA