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2021/02/05

香港

2020年12月の小売業総販売量、過去最大の減少幅

香港特区政府統計処は2月2日、2020年12月の小売り統計を発表した。小売業総売上高は前年同月比13.2%減の314億ドル(速報値)で、価格変動要因を考慮した小売業総販売量は同14.0%減だった。一方、11月の小売業総売上高は前年同月比4.1%減、小売業総販売量は同4.7%減に修正した。

12月に売上高の減少が目立ったのは、医薬品・化粧品の同40.9%減、宝飾品・時計・高級贈答品の同40.8%減、靴・衣料小物の同36・7%減、メガネの同31・3%減、衣類の同27・8%減、書籍・文具・贈答品の同20・0%減、デパート商品の同18.3%減、中医薬の同15.1%減、食品・酒類飲料・たばこの同14.3%減、燃料の同9.9%減など。
 
売上高が増加したのは、電器・その他耐久消費財の同21.7%増、スーパーマーケット商品の同11.7%増、自動車・同部品の同10.5%増、家具・固定装置の同6.3%増、その他消費財の同5・8%増などだった。
 
20年通年の小売業総売上高は前年同月比24.3%減の3265億ドル(速報値)で、価格変動要因を考慮した小売業総販売量は同25.5%減だった。
 
政府スポークスマンは、12月の減り幅が拡大したのは新型コロナウイルス流行第4波で防疫措置としてソーシャルディスタンスが実施された影響とみている。
 
また、20年通年の小売業総販売量の前年比25.5%減は通年の減り幅としては統計史上最大で、新型コロナ流行が消費関連活動に深刻なダメージを与えたことを反映したと指摘している。

参考文献:DIGIMA

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