インドネシアからの入国審査を厳格化 シンガポール
シンガポールの保健省は10日、インドネシアからの入国者のうち、シンガポール国民または永住者ではない場合の入国審査を厳格化していく方針を発表した。新型コロナウイルスの感染再拡大が顕著になりつつあるインドネシア情勢を踏まえての措置となる。シンガポールメディアのストレイツタイムズ電子版などが報じた。
保健省によると、今後入国の許可を出す件数を絞り込んでいく。
12日の午後11時59分から、過去21日以内にインドネシアへの旅行歴がある場合は入国が認められないほか、シンガポールでのトランジット(乗り継ぎ)もできなくなる。
シンガポールに入国する場合、出発前の48時間以内にPCR検査を受け、有効な陰性証明を提示しなければならない。時事通信によると、従来は出発の72時間以内に受ける必要があった。
到着時に適切な陰性証明を提示できないと、入国を拒否される可能性がある。永住者や長期ビザ保有者でも、新たな規則に従わなかった場合、資格を剥奪される恐れがある。
到着した旅客は従来通り、入国から14日間、政府指定施設(ホテル)における2週間の隔離が義務付けられる。到着時と14日目にPCR検査を受けて、到着時と3、7、11日目に抗原迅速検査(ART)を受ける。
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