2021/09/22
失業率4・7%、6カ月連続で下降
特区政府統計処は9月16日、2021年6~8月の失業率(速報値)を4・7%と発表した。前月発表(5~7月)より0・3ポイント下降した。主な業界でいずれも下降したが中でも建造、運輸業界での失業率下降が目立った。一方、不完全就業率は2・2%で前月発表より0・2ポイント下降した。就業者数は約1700人増えて約365万1700人。労働人口は約8900人減って約383万9500人、失業者数は約1万700人減って約18万7700人となっている。特区政府労工及福利局の羅致光・局長は、香港経済の回復に伴い労働市場は改善していると指摘。消費・観光業のうち小売業の失業率は前月発表より0・4ポイント下降して6・4%、ホテル業は同0・5ポイント下降して7・6%になった。また、飲食業の失業率は21年年初以来、多くの期間で連続して下降してきたが、今月も前月発表と変わらず8・6%を維持しているとコメントした。そのほか多くの業界で失業率は下降しており、中でも建造、運輸業界での失業率下降が目立つと述べた。
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