2022/02/25
3月にも全市民に強制ウイルス検査
香港では新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行第5波がコントロール不能になり、習近平・国家主席が行政長官に対する重要指示を出した。2月17日付『星島日報』が伝えた消息筋情報によると、特区政府はすでに3月から全市民750万人に対して強制ウイルス検査を行うことを決定したもようだ。強制検査は身分証番号に基づいて検査期日を振り分け、1日100万人を検査、1人3回の検査で3週間で実施する。検査を受けない者には罰金1万ドルを科す。ただし封鎖・外出禁止は行わない。中国本土はすでに人員を派遣して香港のサンプル採取に協力することに同意し、一部の検査サンプルは深セン市に送って化学検査を行う。検査では登録とサンプル採取を分け、登録を行った後に番号が張られたサンプル採取瓶が送られ、実験室はサンプル採取瓶を受け取った際には番号しか分からず、被験者の個人情報はない。サンプルに陽性反応が表れた場合に初めてサンプル番号と登録情報が照合されて陽性確定者を探すこととなる。このため個人情報にかかわる問題はないという。
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