2022/11/02
半世紀の歴史持つ康泰旅行社が清算
半世紀余りの歴史を持つ康泰旅行社の親会社である凱撒同盛発展は10月28日、通告で康泰旅行社が債務不履行により清算手続きを開始したと発表した。29日付香港各紙によると、康泰旅行社は今年6月末現在の資産総額がわずか98万元(人民元)で、負債は6800万元余りに上った。康泰旅行社の主要業務は香港、広東省、マカオ地域で展開しており、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行が続いた影響によって収益能力は低下し債務償還能力が乏しいことから清算手続きを開始した。強制積立年金管理局(MPFA)は影響を受ける同社社員に代わって未納となっている2万ドルの積立金を追徴すると表明した。消費者委員会では消費者から同社に対するクレームを2件受け付けたという。1966年設立の康泰旅行社は最も古くて最大級の規模を持つ地場旅行社の1つ。ピーク時には香港・マカオ・広東省や海外に30社の子会社を抱えていた。
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