2023/03/08
マスク令撤廃でマスク店に廃業の波
3年にわたった新型コロナウイルス感染症(COVID―19)禍で中核的な繁華街ではマスク販売店が林立した。だがマスク着用令の撤廃によって市民の生活は正常化し、マスク需要はなくなることからマスク店が次々と閉店して廃業の波が起こることは必至となっている。3月1日付香港各紙によると、中原工商舗の潘志明・社長は「マスク店は新型コロナ流行下の産物で、極めて安い賃貸料で銅鑼湾羅素街などの一等地に出店した」と指摘。従来は月100万~200万ドルの賃貸料がほぼ一律10万ドルで出店していたという。市民生活が正常化しマスク店は歴史的任務を終えるとともに廃業の波が巻き起こり、空き店舗は薬局、化粧品店、飲食店、小売店に取って代わられることになると予想している。
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