2023/03/17
キャセイ航空、22年度決算を発表
キャセイパシフィックグループはこのたび2022年度(1~12月)の決算を公表した。香港における新型コロナウィルス感染症の状況が改善され、昨年5月1日以降、制限が徐々に緩和されたため、フライト数と座席数を少しずつ回復。最も重要な市場状況の変化は、9月に香港に入境する乗客と香港を拠点とする航空機乗務員の検疫要件が解除されたことだった。グループの航空会社および子会社の22年下半期の業績は同年上半期から著しく改善し22億6100万ドルの利益を計上したが、通年では2億5500万ドルの損失。22年12月31日現在、制限無し流動資産は272億ドルとなっている。特区政府が78億ドルのつなぎ融資枠の引き出し期間をさらに12カ月延長し23年6月8日までとすることに同意。これにより流動性をより柔軟に管理することができるようになった。
香港は第14次5カ年計画の下、国全体の発展において重要な役割を担っており、特に国際航空ハブとしての香港の地位を強化することの重要性が強調されている。同社は香港、中国本土、および国際的な旅行市場のニーズに対応すべく、フライト能力を復活させ、国際航空ハブとしての香港の立場を再構築している。同グループは23年末までにパンデミック前の旅客輸送容量の約70%を運航し、24年末までにパンデミック前の水準に戻すことを目標としている。
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