2024/02/05
キャセイ、法人SAFで3社と提携
キャセイパシフィック航空はこのたび、2022年から取り組んでいる「法人企業むけ持続可能な航空燃料(SAF)プログラム」に提携企業として新たにキャセイカーゴの顧客である貨物輸送事業者のディメルコ・エクスプレス・グループ、郵船ロジスティクス、そしてNGOでは初めて香港商界環保協会の3社との提携を結んだ。キャセイは2050年までに炭素排出量をゼロにするという目標を掲げ、提携企業との協力を強化し航空業界のサステナビリティを牽引する取り組みの一環として、22年にアジアで初めて「法人企業むけ持続可能な航空燃料(SAF)プログラム」を導入した。同社は参画企業より資金援助を受けSAFの導入を推進することで、航空機運用時における二酸化炭素排出量の削減を目指している。参画企業は、アジアにおけるSAFの利用促進に貢献し、持続可能な航空業界の実現へのコミットメントをステークホルダーに向けて発信する。
22年のプログラム開始時の参画企業は、AIA、香港空港管理局(AAHK)、近鉄エクスプレス(KWE)、PwC中国、スタンダード・チャータード、スワイヤー・パシフィックの合計6団体。キャセイは世界で初めて2030年までに全使用燃料の10%にSAFを使用する目標を発表した先駆けの航空会社のひとつである。22年に香港国際空港で初めて商業便にSAFを登用し、翌23年にはシンガポール・チャンギ空港とロサンゼルス国際空港で海外の空港では初めて商業便でSAFを使用した。過去1年間に使用したSAFは、エクソン・モービル社とシェル社から供給された使用済み食用油と動物性脂肪の廃棄資源から作られた燃料を採用している。
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