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2024/08/02

香港

プライマリーヘルスケア署が設立

特区政府医務衛生局に低所得層医療署(プライマリーヘルスケア署)が正式に設立され、香港の医療体制の新たな展開が開始された。7月16日付『星島日報』によると、医務衛生局の李夏茵・副局長は同紙のインタビューで、政府はプライマリーヘルスケア署に権限と法定権限を与え、同署を法定機関とするた​​めの新たな法律の制定を検討していると述べた。現政権の任期中に法案を完成させ、現在細分化されている公的および民間のプライマリーヘルスケアサービスを結びつける「接着剤」となり、業界を規制するための「ゴールドスタンダード」を設定することを目指す。李副局長は、新部門は専門医紹介の基準も設定し、民間病院から公立病院への紹介が行われる際の「検査不足」の現状を変えるためにプロセスを改善すると指摘。今後は医院管理局が紹介された患者はすべての検査を受けていることを確認し、緊急の場合は早めの診察時間を手配できることとなる。

香港の高齢化は必至で、多くの慢性疾患に直面して公的医療制度が「過負荷」になっている可能性があることを認め、プライマリーヘルスケア署を設立することで苦境を打破したいと考えていると述べた。プライマリーヘルスケア署は医務衛生局の3本柱の1つとして法定機関となることで政権交代後も「存続」することが保証され、法的権限を得ることができると述べた。関連する医療データを収集し、プライマリーヘルスケアサービス提供者をレビューし、最適な臨床サービス モデルを定義するための関連する「ゴールド スタンダード」を確立する。李副局長は、公的部門と民間のプライマリーヘルスケアには大きな違いがあると指摘。公共部門はチームワークと部門横断的な業務に慣れ、慢性患者への対応が多く、民間部門は病気の予防や検査にはあまり慣れていないため、発熱や風邪などの臨時の病気や予防接種などに対応することが多くなり、慢性患者のフォローアップは少なくなるという。このため両者のサービスレベルを近づけ、医師、看護師、関連医療従事者などのプライマリーヘルスケア関係者を統合するための基準を設定する独立した組織が必要だと指摘した。

参考文献:香港ポスト

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